◎放射線の影響まとめ
震災以降、放射性物質についてのニュースがない日はないですね。
先日は世田谷のスーパーマーケットの駐車場から、その前は世田谷の民家から、放射性物質が見つかったりしていました。
なんで世田谷ばかりかというと、測定マニア?な人が世田谷に住んでらっしゃるかららしいです・・・。
それとは別に、除染の話とかも連日報道されています。
でも・・・ちょっと引っかかりませんか?
連日放射性物質が世田谷から見つかったと報道している割には、放射線障害の話が出てこないっていうことに。
まぁ穿った見方をする人はすぐに「政府が隠蔽しているからだ」とか「マスコミは本当のことは伝えない」とか言いたがりますけど・・・でも、じゃぁ本当に影響があるのかどうか。科学的に、医学的に、どうなんでしょうか?
軽くですが調べて、わかりやすくまとめてみました。
放射線のせいで発ガン率が上昇すると明確にデータとしてあるのは、年間250ミリシーベルトからだそうです。それ以下というのは測定誤差の範囲。たとえば年間100ミリシーベルト発ガン率は約0.1%上昇すると見られているんだとか。この程度だと、発ガン性でいうとタバコの煙や自動車の排気ガスのほうが体には良くないです。
1年は365日。365日は8760時間。ということはつまり、年間何ミリシーベルトという数字があったとすると、その数字を8760で割ると1時間あたりのミリシーベルトとなります。それと、1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト。なので、たとえば年間100ミリシーベルトという数字は、1時間あたりでいうと0.0114155ミリシーベルト=11.4155マイクロシーベルトとなります。
低レベルの放射線による人体への影響は、データが少ないので医学界では意見はバラバラ。だから統一見解は医学界でさえ出せないそうな。ただし勘違いしてはいけないのは、そのバラバラの中身。「影響はゼロ」派、「悪影響が少し出る」派、「むしろ好影響が出る(健康に良い)」派とに分かれているらしいけれど、「とても危険」派はほとんどいないということ。
高レベルの放射線を一気に浴びるのと、低レベルの放射線を浴び続けるのは、基本的にまったく違う、別の話。たとえば2000ミリシーベルトの放射線を一度に浴びれば5%の人は死ぬ。だけど、10年かけて浴びれば影響はほとんど出ない。これは「醤油を飲むこと」に例えることができる。醤油を1.5リットル一気に飲めば、ほとんどの人は死ぬ。でも、「だから醤油は危険だ。規制しろ」と言う人なんていない。それは、醤油1.5リットルを長い時間かけて飲んだら人体に影響はほとんどないから。
放射線を生物が浴びると、何が起こるのかというと、細胞内に活性酸素が発生し、活性酸素が細胞内のDNAを傷つける。これだけ。浴びる放射線の量が多いほど、多くのDNAが傷つく。
DNAが傷つく原因は放射線だけじゃない。というか、放射線が原因というのは少数派。一番大きいのはなんと言ってもタバコ。そしてその次が食習慣。とくにタバコの影響はかなり大きい。
生物の体には修復能力がある。DNAが傷ついた細胞は、基本的にはその修復能力が働いて破壊される。ただし時たま破壊されずに残ってしまい、異常増殖することがある。それがガン(含白血病)。
高レベルの放射線を一度に浴びるとどうなるかというと、一度に多くのDNAが傷つく。傷ついたDNAを持つ細胞は破壊される。破壊された細胞はあとで再生されるんだけど、破壊速度が再生速度を追い越してしまった時、人は死んでしまう。
中レベルの放射線を長い時間浴びても、再生のためにエネルギーを消費するので体調が悪くなることはあるが、破壊速度が再生速度を上回らない限りは死ぬことはない。ただし、傷ついたDNAを持つ細胞が残ってしまう可能性が増えるので、発ガン性は上昇する。
低レベルの放射線を長い時間浴びると、破壊速度が少し上昇する程度。ほとんどの人に体調の変化は現れない。むしろ新陳代謝を促されるので健康に良いという説がある程。
あと、放射線は目に見えないからか、デマや嘘が多い。たとえば「放射線による人体への影響の研究はほとんどなされていないから、何が起こるかわからない」は嘘。数百億ベクレルという量の放射性物質を人体に投与して病気を治療する方法もあり、かなり判ってきている。
「放射性物質の影響で鼻血を出す子供が増えているor鼻血が止まらない」もデマ。もし放射性物質のせいで粘膜から出血するのであれば、鼻だけでなく目や口からも出血しないとおかしい。また放射性物質を数百億ベクレル投与された患者でも鼻血が出やすくなるということはない。
放射線は、距離の3乗分の1の割合で弱くなっていく。
あと、一般人の平時の年間被ばく限度量は1ミリシーベルトとされていますが、これはあくまで「平時」ね。安全にものすごいマージンを取った数字です。というのも、被曝する原因が何もないのに1ミリシーベルトも被曝するのは異常だからです。健康被害が出るから、という根拠ではないんですよね。
そういえば一時期、年間被ばく限度量を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに上げることを検討して議論になっていましたが、あれってどうなったんでしょうか・・・?なんかうやむやにされた気がしますが。でも100ミリシーベルトでも人体に影響はほとんどないんですから、非常時としては妥当だと個人的には思うんですけどね。
で、話を元に戻します。
世田谷区弦巻で見つかった放射性物質は、1時間あたり2.7マイクロシーベルトでした。1年間では23.652ミリシーベルト。年間100ミリシーベルトの1/4以下ですので、人体に影響はまったくないでしょう。
世田谷区八幡山のスーパー周辺で1時間あたり170マイクロシーベルト。1年間では1489.2ミリシーベルト。長時間(2~3時間)近くにいると白血球が減りはじめる、というレベルですね。これはスーパーの従業員さんのガンの発生率が上がっても不思議ではないですので健康被害がちょっと心配です。被害がないことを祈ります。が、お客さんとしてなら長時間滞在したりしないので影響はないでしょう。付近の住民もね。
おそらく誰かが処分に困った放射性物質を不法投棄したんじゃないかなぁ。
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